
岩城 和哉 Kazuya IWAKI
建築家+博士(工学)+東京電機大学教授
Architect / Ph.D / Professor of Tokyo Denki Univ.
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パウル・クレー展@国立近代美術館 ― 2011/07/13

2011年7月9日(土)。竹橋の国立近代美術館で開催中の「パウル・クレー おわらないアトリエ」を見に行きました。作品の習作やスケッチが多数展示され、その創作過程の一端を垣間見ることができました。
最も興味を惹かれたのが写真の≪花開いて≫(1934)でした。他の作品のスケッチを見て気づきましたが、構想の初期段階でかなり構成的に要素を配置し、そこから歪みや崩し、フリーハンドによる自由な線、そして独特の色使いを加えることで、彼独自の表現を構築(クレーにはあまり似合わない表現ですが)していることがうかがえました。
≪花開いて≫はそのような彼の造形手法のひとつの極みのような作品かなと思いました。そして、その手法はなんとなく建築的でもあり、作品の中に都市計画と題されたものがあることに、そのあたりの関連性を感じ取りました。
最も興味を惹かれたのが写真の≪花開いて≫(1934)でした。他の作品のスケッチを見て気づきましたが、構想の初期段階でかなり構成的に要素を配置し、そこから歪みや崩し、フリーハンドによる自由な線、そして独特の色使いを加えることで、彼独自の表現を構築(クレーにはあまり似合わない表現ですが)していることがうかがえました。
≪花開いて≫はそのような彼の造形手法のひとつの極みのような作品かなと思いました。そして、その手法はなんとなく建築的でもあり、作品の中に都市計画と題されたものがあることに、そのあたりの関連性を感じ取りました。