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岩城 和哉 Kazuya IWAKI
建築家+博士(工学)+東京電機大学教授
Architect / Ph.D / Professor of Tokyo Denki Univ.

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「光庇 hikari-hisasi」 for 川越 食と音と灯りの融合_1410292014/10/29

2014 年10月29日。川越「食と音と灯りの融合 Kawagoe REMIX(カワゴエリミックス)」のための光のインスタレーション作品現地制作1日目。天候にも恵まれ、2×4材+全ネジボルトによるフレーム組み立て とLEDイルミネーションライトの取り付け完了。明日はメインの波打つ庇の取り付けです。

On Oct 29, We started to make our installation work for Kawagoe Remix (light-up project). It was sunny today, so we finished to combine support flames by 2*4 timbers and put LED lights on them. Tomorrow we will set waving eaves on the flames and complete our work.















2年生課題「原寸大で考える」講評会_1407092014/07/15

 2014年7月9日、2年生の設計課題「原寸大で考える」の講評会開催。昨年に引き続き、木材(ワン・バイ・ フォー材)を用いて原寸の空間を制作。非常勤講師の小島真知、木津潤平、萬代基介各氏の指導のもと、意欲的な10作品が完成しました。ここから2ヶ月間、 キャンパスの芝生の上に展示されます。











PROJECT BOOK : 光籠 hikari_kago2014/03/02

 2013年11月1日から11月4日まで開催された「川越 灯りと音と文化の祭典」参加の様子をプロジェクトブックとしてまとめました。その内容を掲載します。また、動画は下記URLを参照ください。
http://www.youtube.com/watch?v=DA_j5EW6auo












川越 灯りと音と文化の祭典 「光籠」撤収 1312262013/12/27

 2013年12月26日(木)。朝9:30から川越 灯りと音と文化の祭典のために制作した光のモニュメント「光籠(ひかりかご)」の撤収作業。最後はアーチが扁平になったような気もしますが、なんとか2ヶ月間(11/1〜12/26)もってくれました。
 学生10人と地元の皆さんの協力のもと、4時間ほどで作業は終了し、レンタカーに積んで大学へと搬送。設置時は2tトラックで大学と川越2往復でしたが、今回は3tトラックだったため、1回で搬送完了。
 解体した状態で大学に保管し、頃合いを見て組立予定。4年生はここから正月返上で卒論追い込みです。蔵の会をはじめ、川越のみなさんに創作の機会をいただき、多くの皆さんに喜んでいただけたこと、改めて感謝いたします。








光籠(ひかりかご)フライヤー2013/11/07

光籠(ひかりかご) for 川越「灯りと音と文化の祭典」のフライヤーを作成しました。
光籠は12/25まで川越一番街で展示されます。
動画はこちら。
http://www.youtube.com/watch?v=DA_j5EW6auo&feature=youtu.be



光籠(ひかりかご) for 川越灯りと音と文化の祭典 完成編2013/11/04

 2013年11月1日。午前中に最後の片付けを行い、光籠(ひかりかご)完成しました。なんとか、夕方5時からの点灯式に間に合いました。
 一番街の通り対面から見た様子です。敷地は川越出身の文化勲章受章者である篆刻家(てんこくか=印鑑を彫るひと)小林斗盦(とあん)氏の生家跡地です。現在は川越市が所有しており、ふだんは川越散策の休憩のためのポケットパークのような使われ方をしています。木のフェンスで区切られていますが、実際は奥行き48mという典型的な鰻の寝床の土地です。奥の白い建物は川越まつり会館の山車倉庫で、そのすぐ手間までが実際の敷地です。
 敷地奥のベンチから一番街の通り側を見た様子です。光のトンネルの向こうに蔵造りの町並みが見えるという演出です。
 上部を見た様子です。自然光による陰影が空間に肌理(きめ)を与えてくれます。木の透き間からは青空が見えます。普段意識しない空もこうして木のフィルター越しに見ると、なんとなく印象的に見えます。
 床に設置した反射板です。実は木で円筒形の空間をつくろうと試みましたが、構造強度が伴わず断念。そこで半円+反射による虚像=円筒という方法に切り替えました。ステンレスの鏡面仕上げや黒御影石の本磨きなど、反射板の素材を検討しましたが、予算の制限もあり、黒い雑草除去シート+塩ビ板という組み合わせに落ち着きました。
 光籠越しに見る重要文化財・大沢家住宅。反射板にも青空と大沢家住宅が映り込んでいます。
 学校の社会科見学の授業で川越を訪れたという中学生4人組。
 最後の片付けをしているといろいろなみなさんが足を止めて、興味深げに光籠をのぞきにきてくれました。
 2013年11月1日〜4日、川越灯りと音と文化の祭典開催。2日と3日は川越一番街、大正浪漫夢通りが14時〜21時まで歩行者天国になり、大勢の人出でした。写真は光籠の前でのライブの様子です。
 光籠の夜の様子です。夕方になるとタイマーで照明が点灯し、日が暮れると青い空間が姿を現します。灯りと音と文化の祭典は4日間で終了ですが、光籠はクリスマスまで設置され、毎晩17時から21時まで点灯されます。

光籠(ひかりかご) for 川越灯りと音と文化の祭典 制作編2013/11/04

 2013年10月18日〜31日、光籠の制作を行いました。台風の影響で現地作業がずれ込み、イベント前日になんとか完成にこぎつけました。
 まずは部材カット作業。約1600枚の部材を切り出します。
 フレーム組立作業。部材にドリルで下穴をあけ、ビス止めしてゆきます。
 表面材の取付作業。この板材が構造強度の向上と照明効果の二役を担います。
 運搬のトラックに積載可能なように、アーチを三分割した大きさでユニット制作。3ユニットでひとつのアーチができ、それを5連つなげて空間ができあがります。
 10/29(火)。2tトラックのレンタカーで現地に搬入する様子。大学のある鳩山と川越を二往復。左は川越蔵の会の白土さん。
 搬入後、あいにくの雨。急遽、ブルーシートで屋根をかけて作業スペースを確保。この日は3ユニットをつなげてアーチ5基つくるところで作業終了。
 10/30(水)。アーチの立ち上げ作業。まずは1基目。
 3基立ち上がったところ。
 5基立ち上がって、位置合わせ。
 反射板の下地フレームどうしを連結し、アンカーで地面に固定。
 5基のアーチを互いに連結中。
 反射板の下地合板を設置。
 10/31(木)。LED照明の設置作業。設置穴の大きさを間違えて小さめにあけてしまったために、照明を通すのにひと苦労。蔵の会の白土さんに特殊なドリルをお借りして、穴の拡大に成功。その後は作業がスムーズに。感謝。
 LED照明の点灯確認と反射板の設置。反射板はまず合板の上に黒い雑草除去シートを敷き、その上に3mm厚の塩ビ板を置いて、最後に縁をつけて完成。

光籠(ひかりかご) for 川越灯りと音と文化の祭典 設計・試作編2013/11/04

 2013年11月1日〜4日に開催される川越「灯りと音と文化の祭典」のための光のモニュメントを岩城研究室で設計・制作しました。

 今年前期の2年生のデザイン演習でも用いた1×4(ワン・バイ・フォー)材を用いて、昼間は自然光による陰影の変化、夜は人工光による光の演出を楽しめる空間をつくることを目的に、7月から10月中旬まで設計と試作を行いました。

 小さな板材を立体的に組み合わせることで、構造強度を確保しつつ、昼間は部材どうしの透き間から自然光が射し込み、空間内に表情豊かな光と影のパターンを生み出します。また、部材の透き間からは周囲の風景や青空が垣間見え、この場所の特性を顕在化します。さらに立体的に組まれた部材の透き間に、光源が見えないようにLED照明を仕込むことで、夜間は間接光による光と空間の共演を楽しむことができます。

 完成予想図(昼)です。床の反射板に映る虚像と実像がつながって、円筒形の空間が姿を現します。時間の変化に伴う太陽の動きに応じて陰影のパターンが時々刻々と変化します。
 完成予想図(夜)です。青色のLED照明によって、空間の表情が一変します。照明を明滅させることで光が丸く渦巻いているような印象を受けます。
 一番街の通りから見た様子。蔵造りの町並みに、異質な光の空間が挿入されます。
 板材の組み方を検討するための試作です。
 板材の枚数を変えて、構造強度を確認するための試作です。
 照明の設置方法を検討するための実際の2/3の大きさの試作です。
 実際の大きさで仮組みした様子です。

国際野外の表現展比企2010 その2 RECIPROCUS WARP2010/09/21

 木の作品「RECIPROCUS WARP」です。RECIPROCUSとは、英語reciprocalの語源(ラテン語)であり、「相互の、相互的な、相互補完的な」という意味をもちます。建築の構造で「reciprocal structure」というと、2番目の写真に示すように部材が互いに支えられつつ同時に支えることによって安定する構造形式を意味します。(写真をクリックすると拡大します)


 この構造形式は例えば短い部材で大きな空間を覆う屋根の構造などでよく用いられます。今回の作品でも900mm×1800mmの合板から20枚の部材 (90mm×900mm)を切り出し、それらを「reciprocal structure」の要領で組み立てることでより大きな空間を覆っています。(http://iwkl-yagai.blogspot.com/で制作過程が公開されています)


 材料は厚さ5.5mmの薄い合板とそれらを接合する直径4mmの細いボルトです。部材を平面的に組み立て、次に端部を徐々に中央側に寄せてゆき、中央部を持ち上げることで空間を生み出しています。


 端部を中央側に寄せてゆくと、その寄せる力が部材に伝達され、部材接合部の各所で力のせめぎ合いが起こります。無事、中央部が持ち上げられ、全体の形が安定すると、部材各所で力の釣り合いが保たれます。


 ポイントは薄い合板と細いボルトという華奢な材料を用いている点です。部材接合部に働く力によってこの華奢な素材は反ったり曲がったりしながら、力の釣り合いを保持します。作品名のWARPはこの「歪んだ」状態を意味しています。


 規則的に組み合わされた部材が力の均衡状態に応じて可視的に歪み、さらにそれが空間に視覚的な歪みを生じさせることで、有機的で変化に富んだ空間の表情が生み出されています。

国際野外の表現展比企2009 その42009/09/16

国際野外の表現展比企2009出展作品GRAFTの内部の様子です。枝の自然形態が創り出す透き間とそこに生成する光と影のパターンがなんとも魅力的です。