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岩城 和哉 Kazuya IWAKI
建築家+博士(工学)+東京電機大学教授
Architect / Ph.D / Professor of Tokyo Denki Univ.

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「札幌遠友夜学校記念館」(仮称) 建築コンセプト設計公募案2014/03/16

「新渡戸稲造と札幌遠友夜学校を考える会」主催の「札幌遠友夜学校記念館」(仮称) 建築コンセプト設計公募の結果が公表されました。
http://www.akiyama-foundation.org/news/795.html

「札幌遠友夜学校記念館」(仮称) の設立趣旨

明治27年(1894)1月、札幌市中央区南4条東4丁目の地に新渡戸稲造とメリー夫人により「遠友夜学校」が設立されました。 この学校は以後50 年間にわたり貧しい子供たちや勤労青少年たちに無償で教育の機会を与えつづけましたが、戦争末期の昭和19年(1944)年3月に閉校になりました。 戦後 の紆余曲折を経て、今、この跡地は公園に生まれ変わろうとしています。この記念すべき土地にできる公園の一隅に、新渡戸稲造夫妻の博愛精神と遠友夜学校の 活動を記憶し、札幌のこの貴い歴史を次世代に伝えていくために「札幌遠友夜学校記念館」(仮称)を設立する運びになりました。 町内の人々、札幌の人々、全 国の人々、そして世界中の人々が公園の一隅に建つこの記念館に来て集い、互いに啓発し交流する場に致したいと思います。
(募集要項より抜粋)

結果は、残念ながら落選。以下、応募図面と設計趣旨です。





「札幌遠友夜学校記念館」(仮称) 建築コンセプト


1.曲面の壁と開口 / ラウンド・シェイプ Round Shape

建物の外観上の特徴は、曲面の壁と公園側に設けられた曲面の開口です。これは教育の機会を得られない人々を温かく迎え入れ、優しく包み込むという遠友夜学校の包容力やホスピタリティの精神を建築的・空間的に表現したものです。夜学校同様にこの記念館も訪れる人々を温かく迎え入れ、優しく包み込むような場所になってほしいと考えました。


2.木の架構 / ティンバー・ストラクチャー Timber Structure

内部空間の第1の特徴は、木の架構です。人々を温かく迎え入れ、優しく包み込むための素材として木は最適な素材のひとつです。木は弱い素材ですが、その組み方を工夫することで丈夫な架構を作ることができます。弱いがゆえにひと工夫が必要であり、それがかえって豊かな空間を生み出します。それは社会的弱者を受け入れ、教育して社会に送り出した夜学校の在り方と重なる部分があるように感じました。また、木は柱、梁、床、壁、窓枠、家具、本棚とさまざまなスケールと部位で使用可能であり、空間全体に落ち着いた雰囲気をもたらしてくれます。それは新渡戸氏の文体から感じ取れる落ち着きに通ずる質感のようなものではないかと考えました。


3.ひとつながりの多様な空間 / シンプル・アンド・マルチプル・スペース Simple and Multiple Space

内部空間の第2の特徴は、ひとつながりの多様な空間です。機能上、必ずしも壁でしっかりと区切る必要がない部屋については、本棚や柱や吹き抜けを利用して空間を緩やかに仕切ります。ひとりでいることと、みんなでいること、このふたつのバランスを重視して人と人との適切な距離感をつくりだします。イベントや集会のない静かな日常の中で、目的をもって訪れた人やふらっと立ち寄った人が思い思いに時間を過ごせるようなスペースを館内に分散的に設けつつ、中央の吹き抜けがそれぞれのスペースを立体的につなぎます。訪れた人どうしの偶然の出会いや無意識の接触の機会を増やすことで、この記念館が人と人の新しいつながりを生み出す場所になればと考えました。


4.光の柱 / ライト・コラム Light Column

内部空間の第3の特徴は、南隅に設けられた吹き抜けです。上部にはガラスのトップライトがあり、そこから柔らかな天空光が曲面の壁を伝って内部に降りてきます。遠友夜学校の創立者である新渡戸稲造氏の意思や精神を象徴するような何かが欲しいと考え、たどり着いた答えがこの光の柱です。エントランスから建物に入って南隅を見ると、そこにはいつもこの光の柱があります。光の柱は天空へと伸びて新渡戸氏の精神とつながっているようでもあり、あるいは、新渡戸氏の精神が光となってこの記念館を見守っているかのようでもあります。時代が変わり、訪れる人が変わっても、変わることなくいつもそこにあるような静かなシンボルとして光の柱を提案します。




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