IWK_HP

【作　　品】IWKtR_ZKHouse
【設　　計】岩城和哉
【主体構造】丸鋼（柱）＋集成材（梁）
【建築面積】60sqm
【延床面積】120sqm
【設計主旨】
　鹿児島県姶良郡姶良町（重富）の海辺に建つ別荘の計画。眼前に錦江湾が広がり、南南東に桜島を望むことができる。近くには海水浴場もあり、施主の子供や孫たちが盆や正月に一同に会するための拠点となる。
　設計の要点は２点。第１に、桜島の見える「絶景」を空間構成に盛り込むこと。第２に、家族が集まって全員で「雑魚寝」できる空間をつくること。この２点を満たすために、巨大化した螺旋階段がそのまま住居となったような形式が採用された。玄関から階段を上るとその終点に大きな開口が設けられ、正面に桜島の「絶景」が広がる。夜はスキップフロアのように分節された各段に思い思いに「雑魚寝」する。
　このような空間構成を生かすために、水平部材が一定間隔で垂直方向に積層される壁面の形式が選択された。現時点では丸鋼の柱（垂直材）と集成材の梁（水平材）による物体構成を検討中。