岩城 和哉 Kazuya IWAKI
建築家+博士(工学)+東京電機大学教授
Architect / Ph.D / Professor of Tokyo Denki Univ.
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U-Tokyo, Master Plan ― 2007/02/01
【作品】東京大学本郷キャンパスマスタープラン
Hongo campus Master Plan
The University of Tokyo, 1991-
【設計】東京大学キャンパス計画室+東京大学施設部
【担当】香山壽夫+岸田省吾+萩野紀一郎+千葉学+駒田剛司
+野上恵子+岩城和哉+他
【参照】SD別冊28号pp.141-155、JA26号pp.162-163
新建築2000年10月号
【解説】
1990年代、東京大学では最先端の学術教育・研究のための施設環境整備を目的に、東京大学キャンパス計画の概要および同利用計画要綱が策定された。
「本郷地区キャンパスと駒場地区キャンパスを基礎として、新たに柏地区キャンパスを加え、これらを「主要キャンパス」とする3極構造を形成する。この3極構造は、教育・研究の将来構想をキャンパス面に投影したものであると同時に、地理的には、一極集中是正の要請に配慮しつつ、各主要キャンパスで行われる教育・研究活動相互の有機的連関を確保するため、日常的往来が可能な距離的範囲内で、比較的便利な交通手段も存在する位置に主要キャンパスを配置しようとするものである。」(東京大学キャンパス計画の概要より抜粋)
この三極構造のもとで各キャンパスにおいて利用計画要綱が策定された。内田ゴシックと呼ばれるスクラッチタイルの建物群がその骨格をなす本郷キャンパスでは、現状の良好な環境やアカデミックな雰囲気を保持する一方で、先端的な研究教育に不可欠な床面積を確保するという対立的命題を満たすために、保存建物、公共空地、緑地軸、地区区分、共用施設、全体計画図、再配置図という7つの整備概念が導入され、長期的な視点からの整備の方向性が定められた。
Hongo campus Master Plan
The University of Tokyo, 1991-
【設計】東京大学キャンパス計画室+東京大学施設部
【担当】香山壽夫+岸田省吾+萩野紀一郎+千葉学+駒田剛司
+野上恵子+岩城和哉+他
【参照】SD別冊28号pp.141-155、JA26号pp.162-163
新建築2000年10月号
【解説】
1990年代、東京大学では最先端の学術教育・研究のための施設環境整備を目的に、東京大学キャンパス計画の概要および同利用計画要綱が策定された。
「本郷地区キャンパスと駒場地区キャンパスを基礎として、新たに柏地区キャンパスを加え、これらを「主要キャンパス」とする3極構造を形成する。この3極構造は、教育・研究の将来構想をキャンパス面に投影したものであると同時に、地理的には、一極集中是正の要請に配慮しつつ、各主要キャンパスで行われる教育・研究活動相互の有機的連関を確保するため、日常的往来が可能な距離的範囲内で、比較的便利な交通手段も存在する位置に主要キャンパスを配置しようとするものである。」(東京大学キャンパス計画の概要より抜粋)
この三極構造のもとで各キャンパスにおいて利用計画要綱が策定された。内田ゴシックと呼ばれるスクラッチタイルの建物群がその骨格をなす本郷キャンパスでは、現状の良好な環境やアカデミックな雰囲気を保持する一方で、先端的な研究教育に不可欠な床面積を確保するという対立的命題を満たすために、保存建物、公共空地、緑地軸、地区区分、共用施設、全体計画図、再配置図という7つの整備概念が導入され、長期的な視点からの整備の方向性が定められた。